悩みすぎやと思うわ、大人。現実は受け入れましょう
子どもが書いて大人が読むユニークな新聞。大人の悩みを子ども記者が解決するコーナーが人気だ。回答は忖度(そんたく)いっさいなし。バッサリ斬り捨てる一方、お坊さん風悟りの言葉も。子どもたちが発する何気ない一言を逃さずメモし、本書で披露した編集長。絶妙なイラストとせりふで破壊力をアップさせたイラストレーター氏。掛け算でイイ味を出した1冊。子ども記者たちに話を聞いた。
──大人の悩みを聞いた感想は?
こんなの言ったらアレかもしれないけど、意外にくだらないことで悩んでるなと。大人が暗いと子どもは大人になるのが嫌になる。もっと元気で明るく生きてほしい。ややこしく考えすぎてると思う。
例えば、「ピアノを習ってる子どもが家で全然練習しない」ってお悩みがありました。大人と子ども、同じ人間のはずやのに、考え方が違うんやなと思った。子どもはみんな、「好き=練習」やない。僕らは楽しいから弾いてるだけ。嫌いになったらどっちみちやめるし。
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