入試制度が目まぐるしく変わった平成の31年間に東大、京大の合格者を多く出した学校はどこか。そして勢力図に変化はあったのか。ランキングから読み解く。
平成の間に、大学の入学試験は31回実施された。その間、さまざまな入試改革も行われている。1990年に共通1次試験に代わり、大学入試センター試験を実施。私大にも門戸が開放され、初年度は慶応大学をはじめ、16私大が利用した。現在、慶大は利用していないが、早稲田大学、明治大学などほとんどの私大が利用している。
87年から始まった連続方式は、国立大学の試験がA日程とB日程に分かれ、併願ができるシステムになった。東京大学はB日程、京都大学はA日程で、両校の併願を可能にしたが、東大、京大のダブル合格者が続出。東大が定員を超過する一方で、京大が定員割れになるという混乱が起きた。
そこで89年から京大などが分離分割方式を実施する。これは試験を前・後期に分けるもので、実質的に後期試験は前期試験不合格者の敗者復活戦となった。翌90年には東大なども取り入れ、97年にはすべての国立大が分離分割方式に変わった。
2006年にはセンター試験に英語リスニングテストが加わった。07年には京大が多くの学部で後期試験を廃止、東大も16年に廃止し、推薦入試を開始した。
そうした入試制度の変遷があった平成の31年間で、東大、京大という東西のトップ大学にコンスタントに合格者を輩出した学校はどこか。次記事からの表は、東大および京大の「出身校別累計合格者ランキング」だ。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら