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輸入博で存在感増す上海西部の「大虹橋」 内陸へのビジネスハブとして期待

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上海市街地の西側に位置する「大虹橋ビジネスエリア」の存在感が増している。中国国際輸入博覧会の開催地となったほか、内陸市場へのビジネスハブとして期待が集まる。

11月5~10日に開かれた中国国際輸入博覧会。大虹橋ビジネスエリアの国家会展中心が会場となった(新華社/アフロ)

上海市の西側に広がる「大虹橋ビジネスエリア(大虹橋商務区)」の存在感が増している。11月初旬、国家的イベント「第1回中国国際輸入博覧会」が開かれ、一躍、注目度を高めた。上海には金融センターとして知られる浦東新区があるが、設立以来25年が経過、その機能は限界に達している。「大虹橋」が浦東新区と並ぶ上海のビジネスの「顔」になりつつある。

「大虹橋ビジネスエリア」は上海市街地の西側に位置し、国内線主体の虹橋国際空港、高速鉄道のターミナルである虹橋駅に隣接した約27平方キロメートルの地域。2009年に上海市政府が基本構想を発表、翌10年から本格的な工事が始まった。計画以前は農地に古い住宅が散在していた地域で、実質的にはほぼゼロからの開発だった。

市の中心部から20キロメートルの距離があり、当初は知名度が低く、市民の見方も懐疑的だった。しかし13年にアリババグループが中心区画の土地(使用権)を取得、上海総部の設置を発表(17年完成)。14年ごろからオフィスビルや高級マンションなどへの入居が本格化、大型のショッピングモールも次々と完成してにわかに注目度が高まった。

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