営業利益率10%を維持 IT・AI企業を取り込む
昨年は収益柱である自動車部品の緩やかな成長に加え、産業機械部品も工作機械市場の過熱で押し上げられた。その結果、計画を1年ほど前倒しで売上高1兆円を達成することができた。
だが、1兆円だけが目標ではない。需要の波によっては、1兆円を切る可能性もあるし、為替変動による売上高の目減りは、どうすることもできない。何よりも重視しているのは営業利益率で10%を維持すること(2017年度は9.6%)。安定的に得られる利益を、将来を見据えた投資に回すことが重要だ。
──事業の大部分が自動車関連向けですが、業界動向についてはどのように見ていますか。
社長に就任した15年、電気自動車(EV)や自動運転に対して、日本の自動車業界は積極的ではなかった。だが、ITや人工知能(AI)の発達で、社会の変化が大きく加速した。
拡大する世界の自動車市場で、特にEVはシェアを伸ばすと見ている。EVではエンジンや、その動力を伝達するトランスミッションが不要となる。それらには当社の主力商品であり、車輪など機械の回転部に欠かせないベアリングが多く使われている。
EVが普及すれば、ベアリングの供給が減ることになる。「ベアリングがあるから」と安心してはダメだ。今後はEV向け部品の開発により力を入れていきたい。
──具体的にどのような戦略を描いていますか。
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