新型たばこで3社激突 アイコス独走は続くか

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7月から加熱式たばこの都内販売が開始。競争は一気に激化しそうだ。

ニコチンを含むが、副流煙が出ない「アイコス」。愛煙家の反応はさまざまだ

ついにたばこメーカー3社のガチンコ勝負が始まった。6月29日、日本たばこ産業(JT)は、加熱式たばこ「プルーム・テック」を都内で販売開始。まずは銀座と新宿の専門店で販売し、7月10日から都内6区に拡大、年内には都内全域に広げる計画だ。

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン(BAT)も仙台で「グロー」を試験販売していたが、7月3日から販路を東京、大阪、宮城全域に拡大する。

全国販売中のフィリップ モリス ジャパン(PMI)の「アイコス」と合わせ3社は本格的な販売競争に突入する(図表1)。

[図表1]
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アイコスがシェア1割

加熱式たばこは専用端末にカートリッジ(スティックやカプセル)を差し込む。ライターやマッチの火を使わず、吸っても水蒸気が出るだけで煙は出ない。有害物質が少なくにおいが抑制されるのも特徴だ。

加熱式たばこを吸える場所も増えそうだ。3社は「紙巻きたばこは禁止だが加熱式はOK」であることを示すステッカーを共同で製作し、6月末以降、飲食店や自治体に配布している。

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