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「らしさ」と効率化の間で揺れるホンダの限界 北米依存で世界戦略の主導権を失う国内組織

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北米依存から脱却すべく各地域への権限委譲を進めてきたホンダだが、地域自立化に伴う問題に直面。日本が再び主導権を発揮し、世界のホンダを牽引することはできるのか。

(本誌:宮本夏実)

[ポイント1]
ゼロ成長だった2016年の米自動車市場で、前期比3.2%増と2年連続で過去最高を更新したホンダ。牽引役となったのが10代目「シビック」だ

[ポイント2]
ホンダは世界6極体制を標榜。同車は米現地法人が開発の主導権を握り、「需要のある所で生産する」というホンダの経営思想を具現化した理想型といえる

[ポイント3]
ただ、その影で14年のリコール続出の遠因となった日本国内の組織空洞化や余剰生産能力が発生。グローバル経営体制の再構築が課題となっている

 

2016年の米自動車市場全体は前年比ほぼゼロ成長と鈍化が鮮明となった。そんな中、高い伸び率を記録したのがホンダだ。昨年の米国販売は前期比3.2%増の163万台で、過去最高を2年連続で更新した。

その好調を牽引した車種が15年秋に発売された10代目「シビック」だ。この車には先代までと決定的に異なる点があった。車種開発の初期段階から米国の研究開発会社「ホンダR&Dアメリカズ」(HRA)が主導権を握ったのだ。

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