家具店を製造業に変えた革命児
家具・インテリア用品国内最大手のニトリホールディングスは、地方郊外の出店だけでなく都心部への出店にも積極的だ。似鳥昭雄会長に今後の流通業の展望を聞いた。
──銀座や新宿など都心部への出店を加速しています。
2016年4月にプランタン銀座店(17年1月からマロニエゲート銀座に名称変更)がオープンした。平均価格帯を上げておしゃれでセンスのある店を作って、利益が取れなくてもよいと最初は考えていた。
だが、想像以上に売れて、家賃が高くても採算が合うことがわかった。都心が空白地帯であったから、どんどん出店しようと考えを変えた。16年12月には新宿タカシマヤに出店した。オープンしてから4日間で8.5万人も来店した。やはり東京はすごい所だ。年齢構成は20〜30代がいちばん多い。郊外は40代以降が半数以上だから既存郊外店とは異なる客層の人たちが店に来てくれている。
都心に出ていくことは17年の大きなテーマとなっていく。われわれにとっては所得水準の高い中価格帯の客層を充実させていきたい。
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