就活生が企業について調べようと思ったら、まずは企業のホームページ(HP)を見ることだろう。しかし、そうしたHPには企業にとってPRしたい情報がたくさんアップされている一方、都合の悪い情報はほとんど掲載されていない。HPだけではその企業のリアルな状況がわからないのだ。
企業研究をするにあたっては客観的・中立的な情報が大前提。そこで役立つのが『会社四季報』である。会社四季報というと株式投資をする人のための本というイメージが強いかもしれない。しかし会社四季報は企業情報の宝庫であり、就活での企業研究にももってこいなのだ。
会社四季報とは、日本のすべての上場企業の財務データ、業績予想、事業の状況、最新トピックまでをコンパクトにまとめた企業情報誌。約100人の記者が上場企業約3500社に個別取材し、約250人のデータ担当者が企業の財務データを収集・整理して作成している。
東洋経済は取材対象の企業から掲載料を受け取っていないので、掲載企業に対しては中立的な立場にいる。読者にとって役立つ情報を提供することを第一に考え、企業のマイナス情報も多数掲載している。
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