手数料高騰にホテルはM&Aで顧客囲い込み ホテルvs.旅行サイト 蜜月時代の終わり
巨大化しすぎたオンライン旅行会社。高い手数料にホテル側は抵抗する。
「ホテルを公式サイトから予約すると価格が高い」というのは、もう時代遅れの先入観にすぎないのかもしれない──。
この9月のシルバーウイーク。「ヒルトン東京」(新宿区)に予約して泊まる場合、ヒルトン公式サイトと、「じゃらんnet」「ブッキングドットコム」などオンライン旅行サイトを比べると、価格は1泊4万8000円前後でほぼ同じだ(税等込み)。
運営する米ヒルトン・ワールドワイドは今年2月から、「ストップ・クリッキング・アラウンド」(あちこちクリックするのはやめよう)なるキャンペーンを、世界4500軒のホテルで展開。過去最大の広告費を投じる狙いは、自社サイトへの予約誘導である。「ヒルトンHオナーズ」会員は公式サイトから予約すれば、割引やポイント還元、無料WiーFiなどの特典を受けられるという。
「ネットでクリックを繰り返さなくても、直接予約すれば特典が得られ、費用も節約できることを訴えた」(クリス・シルコック副社長)
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら