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最高の大学生やってるよ 16年いてもいいかな [INTERVIEW]萩本欽一

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最高の大学生やってるよ 16年いてもいいかな

コメディアン、司会など芸能、テレビの世界で一時代を築いた萩本欽一さんは2015年4月、73歳で駒澤大学仏教学部に入学。2年生に進級した「欽ちゃん」に、普段授業を受けている教室でキャンパスライフを語ってもらった。

萩本欽一●駒澤大学仏教学部2年
はぎもと・きんいち●1941年東京都生まれ。高校卒業後、浅草東洋劇場の軽演劇の一座に加わる。66年坂上二郎と「コント55号」を結成。2015年、駒澤大学に社会人入試で合格。近著に『欽ちゃんの、ボクはボケない大学生。73歳からの挑戦』。(撮影:吉野純治)

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──大学に通ってみて、新しい発見はありましたか?

教授って、名前がちょっとすごい。授ける、教えるだよ。とてつもない偉い人なのかと思ったら、普通のおっちゃん、おばちゃんなんでうれしかったよ。「欽ちゃん大丈夫?」って、みんな心配してくれるしね。

「質問されるのが大好きだから、いつでも来て」と言ってくれる教授もいる。同級生には「先生は困っている生徒をなんとかしようと待っているから、行ったほうがいいよ。みんな避けすぎだよ」って言ってるの。

ぼくは1年生の前期にドイツ語の試験を受けなかったんだけど、女の先生が「なんで来なかったの?」と声をかけてくれたんだ。授業に全部出席すると50点くれて、試験が10点以上なら単位が取れるということになってる。だけどあんなに頑張って授業に出たのにいい点数を取れないと先生に失礼だと思ったし、試験で辞書使っていいって言うけど、辞書の小さい字が見えないんだ。

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