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スズキも裏切りの不正 燃費測定で“独自"手法 自動車業界全体に広がる疑念

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会見で頭を下げる鈴木修会長(中央)、鈴木俊宏社長(右)、本田治副社長(左)(撮影:尾形文繁)

スズキよ、おまえもか。三菱自動車の燃費不正問題を受け、国土交通省は5月18日を期限として、自動車メーカーに不正の調査を求めていた。そして迎えた18日、報告した41社で唯一、スズキが不正な燃費測定方法を採用していたことを申告した。

問題になったのは三菱自と同様、燃費計測の要素である走行抵抗値だ。スズキは、国が定める「惰行法」と呼ぶ測定法でなく、屋内試験でタイヤやブレーキの転がり抵抗、車体の空気抵抗を個別に測定し、それらデータを積み上げて走行抵抗値を出していた。

不正の対象は判明した分だけで、2010年以降にスズキが販売した全16車種と他社へ供給している11車種、約210万台にも及ぶ。「定められたとおりの測定方法を用いていなかったことをお詫び申し上げます」と鈴木修会長は頭を下げて謝罪した。

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2010年以降に販売した全車種約210万台に、不正な燃費測定法が採用されていた

一方、同社は正式な測定方法で、あらためてデータを取得。「申請値の妥当性を検証したところ、誤差の範囲であることを確認した」(鈴木俊宏社長)として、燃費性能を偽る不正行為はなかった、と結論づけている。

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