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地方交通の現実とは 「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」に見る

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「ローカル路線バス乗り継ぎの旅第16弾 館山~会津若松 ふれあい珍道中」の一場面。左から蛭子能収さん、「マドンナ」のちはるさん、太川陽介さん

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2007年からテレビ東京の「土曜スペシャル」枠内で放送が始まり、9年目となった今年はついに映画化、しかも台湾縦断という初の海外進出も果たした人気番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」。リーダーシップをとる太川陽介さんと、とぼけた受け答えが笑いを誘う天然キャラの蛭子能収さん、そして「マドンナ」の女性ゲストという3人が、3泊4日の日程でローカル路線バスだけを乗り継ぎ、目的地を目指すという内容だ。

人気の理由は、なんといってもその「ガチンコ」の道中。ローカル路線バス以外の交通手段は使わず、ルートもすべて3人が決め、インターネットでの情報収集などは禁止。なかなかルートがつながらず、数キロを歩いてバス停の間をつなぐこともしばしばだ。そんなハプニングが続出する筋書きのない旅の面白さが視聴者を引きつける。

シリーズの開始以来約9年、これまでの旅を振り返ってみると、そこには現代の日本が抱える地方交通の現状も浮かび上がってくる。

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