カルチュア・コンビニエンス・クラブ 社長 増田宗昭
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書店が存在感を取り戻す可能性。書店・取次・出版社の3者の利益配分が仕切り直しになる未来。そして今までにない図書館のあり方。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、本をめぐる構図の解体と再構築を私たちに迫っている。その真意はどこにあるのか。経済メディアの取材をほとんど受けないCCCの増田宗昭社長に、独占インタビューを行った。
──代官山に始まる一連の蔦屋書店の出現は、書店業界の大きな事件となっています。企業としては思い切ったリスクを取りました。増田さん自身も、代官山と函館の広大な土地を取得したとか。
そう、個人でね。なぜなら、企画会社はバランスシートを軽くしないといけないから。財務資本では企画は生まれないばかりか、そっちに引っ張られる。たとえば賃貸マンションを持っていて家賃が毎月入ってくると、企画を作ったり、働いたりする意欲はなくなるよね。財務資本はパラサイト従業員を生むけど、企画マンは生まないのよ。
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