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金融異変 金利水没と揺らぐビジネスモデル

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世界経済を覆う低金利が銀行をはじめとした金融機関の体力を奪い始めている。際限のない低レート競争などに音を上げ、危機感を抱く一部の金融機関からは、ビジネスモデルを問い直す動きが出始めた。

(本誌:浪川 攻、福田 淳、大西富士男、山田徹也)

沈む金利 さまようマネー

金利はマイナス領域に沈み、投資家は利回りを求め、外へ外へ。

2014年1月に退任した米国連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ前議長は、この3月からブログを始めた。最初に取り上げたテーマは、米国の10年国債で1.9%まで低下した歴史的な低金利。「なぜこれほど金利が低いのか。経済にとって、低金利は何を意味しているのか」。

世界最強の中央銀行トップを務めた氏はそう問いかける。

「低金利はFRBではなく、グローバルな過剰貯蓄のせいだ」。前議長はローレンス・サマーズ元財務長官が提起した「長期停滞論」に言及しつつ、議論を展開する。が、長期停滞論にせよ、グローバルな過剰貯蓄にせよ、問題は構造的で根深い。

水没する金利 さまよう「運用難民」

金利水没──。先進国を中心に、世界中の金利が一様にゼロ%以下まで低下し続けている。みずほ総合研究所の高田創チーフエコノミストによる造語だ。

[図表1]
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昨年来、欧州中央銀行やスウェーデン、デンマークの中央銀行が政策金利をマイナスにする利下げを実施。利下げの波はインドや中国、インドネシアなどアジア諸国に拡大している(図表2)。3月27日現在、国債利回りのマイナス金利地帯は、スイスで10年以下、ドイツは7年、フランスやスウェーデンなどは4年以下まで広がる。10年物ドイツ国債金利は日本より低い0.2%に沈む。

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