寝台特急サンライズ、出雲へ行く場合の「ウラ技」 岡山まで瀬戸のシングル、「やくも」に乗り換え
さて、16回目の今回は、ひさしぶりに出雲大社にお参りに行こうという気になり、これもひさしぶりに1カ月前の10時にみどりの窓口へ行ってみた。
狙うはA寝台1人用個室の「シングルデラックス」。ただし1編成に6室しかないので、取れなかったら大好きなB寝台1人用個室「シングルツイン」を取ればいい、と気楽に考えていた。
実は乗車する日、私は今年立ち上げたばかりのYouTubeチャンネル「おんな鉄道ひとり旅」で、出発直後の個室から初めての生配信をするつもりだった。せっかくなら広い部屋のサンライズ個室を紹介しつつ、優雅にワインでも飲みながらおしゃべりしよう……と思っていたのだ。
ところがなんと、取れたのはB寝台1人用個室の「ソロ」。びっくりした。1カ月前の10時打ちで「シングル」さえ取れないなんて、つゆほども思わなかった。そうこうしているうちに、ソロもすぐ売り切れてしまった。
どうやら最近は、コロナのこともあり、安全だと思われている個室が大人気だそうだ。しかもタイミング悪く、私が希望した金曜夜の出発は申し込み多数で、なかなかきっぷが取れないらしい。
逆に、以前は真っ先に埋まっていた、寝台料金のいらない「ノビノビ座席」のほうが、まだ余裕があるという。
ならば日にちを変えればいい、と思われそうだが、生配信のお知らせを雑誌でしっかり告知してしまったので、日にちをずらすわけにいかない。
ソロとシングルの価格差は1000円だが…
個室が取れただけいいか……と思おうとしたが、大量の荷物や機材を持っていく私にとって、これはなかなかの試練だ。
ソロとシングルで料金は1000円しか変わらないのだが、トランクが置けるスペースがベッド横にあるかないかは、かなり大きな違いがある。
鍵付きの個室で一番安く移動したいという場合にソロはよいが、今回ばかりは違った。
どうにもあきらめきれない私は、ふとサンライズ瀬戸が空いていないか聞いてみた。シングルデラックスとシングルツインは埋まっていたが、シングルはまだまだ余裕があった。
そこで私はサンライズ瀬戸側のシングルを岡山まで買うことにした。岡山からは、まだ空いているサンライズ出雲のノビノビ座席に乗り換えればいい、と思ったのである。
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