野田クリスタル「独学でプログラミング」が凄い マヂカルラブリー野田、ゲーム好きが高じて…

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実際にプログラミングで使ったものはパソコン1台だけ。予算はゼロで1円もお金をかけていない。とはいえ、実際のプログラミング技術を習得するのは大変だった。

「高校時代からお笑いをやっていたものですから、勉強はほとんどしていません。プログラミングをしていると勉強は知識だけでなく、脳みそも育てていると実感します。ですから、僕の場合は、考えること自体が大変でした。考えてもわからない。なぜこうなるのかがわからないんです」

しかし、野田さんにはライブ当日までにゲームを作りたいという強い気持ちがあった。「ゲームはできませんでした」とは絶対に言えない。だから、無理やりにでも自己流でゲームを作った。それがよかったという。

野田さんが自作したゲーム「ブロックくずして」。画面上を反射しながら移動するボールで、上のブロックを崩すゲーム。通常のブロック崩しでは、画面下部に落ちないよう下のバーを動かして遊ぶが、「ブロックくずして」ではボールは自動で反射する。その代わり、中央にいるキャラクター「デッカチャン」にボールが当たらないようにしなければならない。当たると、どんどん「デッカチャン」が大きくなりゲームオーバーとなる(©️YouTubeチャンネル「野田クリスタル【野田ゲー】」)

「悪戦苦闘した結果、完璧ではないんですが、ある程度完成形に近いゲームを作ることができました。そのとき自力でゲームを作ったことで全体像がわかるようになったんです。そこからは、割とどんなゲームでも作れるようになりました」

プログラムに欠陥があっても、とにかく最後まで作ってみる

野田さんは、今もゲーム作りを続けている。その過程で一度、難しすぎて作れないゲームに出合った。しかし、野田さんはほかに何本もゲームを作る中で、改めてそのゲーム作りにチャレンジしてみると、作れたという。

「仕事の合間にゲームを作っていますが、ゲーム作りは途中で投げ出さないことが肝心です。プログラムに欠陥があってもいいので、とにかく最後まで作ってみる。そうすると、後でわかることがあるんです」

野田さんが自作したゲーム「すごい事になりそうだ!!組体操合戦」。上から落ちてくる人を組み合わせてピラミッドや扇、サボテンなど組体操の技を作れると人が消せるゲームだ。野田さんは、こうしたいわゆる“落ちゲー”は難しすぎて作れなかったことがあったという(©️YouTubeチャンネル「野田クリスタル【野田ゲー】」)

今、小中学生にプログラミング学習が必修化されることについて、野田さんはどう思っているのだろうか。

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