米S&Pとダウが最高値更新、金融株に買い 19-20日のFOMC開催後も堅調な展開に?
[18日 ロイター] - 週明け18日の米国株式市場では主要株価指数が揃って上昇して終了。19─20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)開催を前に、金融株が買われ、S&P総合500種<.SPX>は小幅高。一方、ナスダック総合<.IXIC>はテクノロジー株が終盤に売られ、上げ幅を縮小した。
S&P500は前営業日に続いて終値ベースでの最高値を更新。ダウ工業株30種<.DJI>は5営業日連続で終値ベースでの最高値を更新した。
今回のFOMCでは、連邦準備理事会(FRB)が4兆2000億ドル規模のバランスシートを縮小する具体的な方法が示される見通し。
専門家の間では、株式市場の上昇の勢いは弱まっているとの見方がある一方、市場には潤沢な資金があり、勢いはあると考える向きもある。
ウェドブッシュ・セキュリティーズのシニアバイスプレジデント、スティーブン・マソッカ氏は「FRBがバランスシートの縮小に着手しても、極めて積極的な金融政策は続き、市場に資金が流入する状況は続く」と指摘した。
主要11セクターのうち、5セクターが下落。米国債利回りの上昇を受け、業績改善への期待から金融株が上昇した一方、公益株など金利に敏感なセクターは特に下げた。
また、マイクロソフト<MSFT.O>やグーグルの親会社アルファベット<GOOGL.O>などハイテク大手が終盤に売られた。アマゾン・ドットコム<AMZN.O>が同社サーバーを利用する企業への課金方針を示したことを受けた。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.36対1だった。ナスダックでも1.55対1で上げが下げを上回った。
米取引所の合算出来高は約59億7000万株。直近20営業日平均の59億1000万株を上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種22331.35 +63.01 +0.28 22297.92 22355.62 22283.35 <.DJI>
前営業日終値 22268.34
ナスダック総合 6454.64 +6.17 +0.10 6460.10 6477.77 6438.41 <.IXIC>
前営業日終値 6448.47
S&P総合500種2503.87 +3.64 +0.15 2502.51 2508.32 2499.92 <.SPX>
前営業日終値 2500.23
ダウ輸送株20種 9514.64 -31.61 -0.33 <.DJT>
ダウ公共株15種 738.71 -7.54 -1.01 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1160.90 +14.22 +1.24 <.SOX>
VIX指数 10.15 -0.02 -0.20 <.VIX>
S&P一般消費財 711.19 -3.03 -0.42 <.SPLRCD>
S&P素材 353.45 +2.02 +0.58 <.SPLRCM>
S&P工業 594.95 +3.40 +0.57 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 569.09 +0.23 +0.04 <.SPLRCS>
S&P金融 415.99 +4.18 +1.02 <.SPSY>
S&P不動産 203.38 -1.05 -0.51 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 489.89 +2.13 +0.44 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 955.53 -0.45 -0.05 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 156.47 +0.79 +0.51 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1014.60 -0.32 -0.03 <.SPLRCT>
S&P公益事業 275.17 -2.73 -0.98 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.22億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 20015 + 225 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 19990 + 200 大阪比 <0#NIY:>
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら