BNPLのパイオニアが繰り出す法人サービスに脚光/少額大量請求ニーズに応え、与信管理面でも重宝される「NP掛け払い」の実力
スキマバイトプラットフォームを手がけるタイミーは12月11日、2025年10月期の本決算を発表した。売上高は前期比27.6%増の343億円、営業利益は同58.9%増の67億円となった。物流業界や小売業界を中心に事業者の開拓が進み、好調な決算となった。
2018年のサービス開始後、22年10月期に黒字化を達成し、その後も急速な成長を続けてきたタイミー。実は、この急成長の裏には「金融」で支える意外な黒子の存在がある。
BNPL(後払い決済)サービスの先駆け、ネットプロテクションズだ。
請求業務の課題を解消
ネットプロテクションズは「NP後払い」などの個人向けサービスに加え、法人向けにも「NP掛け払い」という金融サービスを展開している。NP掛け払いは、企業のBtoB請求管理業務を一括して代行し、手数料を受け取る事業だ。
導入する企業にとっては、請求書の発行から督促といった業務をアウトソースできるだけでなく、取引先の貸し倒れや支払い遅延などの未回収リスクをカバーできるメリットがある。ネットプロテクションズの柴田紳社長は「多くの会社が請求管理を人海戦術に頼ってきたが、人件費高騰で限界を迎えている」と、ニーズ拡大の背景を話す。




















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