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<八方ふさがり>ツルハに対するTOBでイオンに暗雲、買い付け価格の低さに既存株主の反発も追い打ち
ただし個別の値動きを見ると、25年9月を境に変化が見られる。
8月はM&Aや海外での提携先の拡大を相次いで発表したスギ、九州のドラッグストアチェーンの買収を発表したマツキヨココカラなどの株価の伸びが目立ったが、9月に入ると値動きは軟調となり、それに代わってウエルシアやツルハの株価が上向き始めた。

株式分割に好業績で止まらない株価上昇
きっかけは9月1日にツルハが行った自己株の5分割だ。それまで1株当たり1万1400円前後、5分割を考慮すると2280円前後の小幅な値動きを続けていた。
だがその後、株価は上昇し始め、9月12日の終値では1株2538.5円の高値をつけた。株式分割を機に、直近業績や経営統合の効果を加味して、投資判断を引き上げる証券会社が出たことが株価上昇の引き金になったとみられる。
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