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2028年「台湾有事」を描く台湾ドラマ、「期待外れ」と酷評が広がる衝撃。描かれたのは一人ひとりの戦争の物語、問われる備え

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約17分間の予告編が公開されてから丸1年、多くの人が開戦までの緊迫した1週間を全10回で描くドラマだと期待を膨らませていただろう。DAY Z-7(侵攻開始7日前)台湾海峡封鎖、DAY Z-6金融崩壊、DAY Z-5海外への避難、と開戦まで刻一刻とカウントダウンしていく予告だったからだ。

だが、2025年8月から公開された本編は、各話で完結する独立したストーリーのオムニバス形式だった。軍がほとんど登場しない回もあった。壮絶な「戦争ドラマ」を期待していた人にとっては、期待外れの作品だっただろう。

戦争ドラマより台湾社会の「教材」

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