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ソフトバンクグループが賭けた半導体の巨人インテル。「規律」を掲げる新CEOの戦略は現実主義

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本連載「Strainer Report」はわかりやすい図表に定評のあるストレイナーの決算分析記事のうち、海外企業に関するレポートを掲載しています。詳細はStrainerをご覧ください

2025年8月19日、ソフトバンクグループがアメリカの半導体大手インテルに20億ドル(約3000億円)規模の大型出資を行うと発表。株式市場に驚きが走りました。

この出資により同社は、インテルの発行済株式の約2%を取得することになります。ソフトバンクグループにとって、この投資はAI革命の実現を目指す長期ビジョンの一環。米国内での先端半導体製造の拡大を期待するものだと説明しました。

この発表は、インテルの新CEOリップブー・タン氏が、同社の抜本的な経営改革を打ち出した直後のこと。タン氏は直近の決算説明会で「『作れば(顧客は)やってくる』という考えを私は信じない」と述べ、過去の成功体験との決別を宣言しました。

インテルは4〜6月期決算も最終赤字となり、従業員の約15%を削減する計画に伴う19億ドルのリストラ費用も計上。8億ドルもの資産の減損損失も明らかにしました。ソフトバンクグループが賭けたのは、まさに今、痛みを伴う自己変革の渦中にある巨人。今回の記事では、そんなインテルの現在について紹介します。

「規律」を掲げる新CEO、リップブー・タン氏

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