2位の早稲田大学は662.8億円。同比率は60.7%でこちらも6割となっている。経常費等補助金は132.3億円だ。
3位は立命館(立命館大など)で634.2億円。同比率は71.3%で上位2校よりさらに高くなっている。
あのマンモス大学の順位は?
4位は近畿大学で598.4億円。医学部もあり同比率は40.1%と低い水準になっている。5位も医学部保有の慶應義塾(慶應義塾大)で563.2億円。同比率は30.3%と近畿大をさらに下回る。
以下、6位同志社(同志社大など)。7位東海大学、8位明治大学、9位法政大学と続く。
10位の三幸学園(東京未来大学)は多くの専門学校を運営。大学は2007年に足立区に設立され、こども心理、モチベーション行動科学の2学部の小規模大学だが、法人全体の学納金等は400億円を超える。有名大学とともにトップ10入りした。
88位の日本女子大学までが100億円を超えている。
東洋経済が集計した664学校法人の経常収入の総額は7.3兆円。同じく学納金等は3.6兆円。ほぼ半分を授業料などで賄っていることになる。
2026年度以降の学生募集停止を発表した京都ノートルダム女子大学の法人であるノートルダム女学院は学納金等23.5億円(362位)で学納金等比率は72.7%だった。同法人は名門と言われる中高などを持ち、大学だけでの数字ではないが、定員割れで授業料など学納金等の減少が続くと同様のケースは今後も増えそうだ。
受験生の支持を受けることができなくなると私立大学の経営は厳しくなることがよくわかる。なお学納金等比率がノートルダム女学院を上回っている大学も多く存在している。
本ランキングの基データは、東洋経済「大学財政データ」による。このデータを使って詳細に分析することも可能だ。
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