経営層こそ知るべき、Webサービスやアプリケーションのリリース前は「脆弱性診断」がマナー?小規模サービスでもセキュリティ対策は必要

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

たとえ利用者の少ないECサイトであっても、インターネットに公開する以上、脆弱性診断や一定のセキュリティ対策は実施しなければいけません。規模の小さいサービスだからと高をくくって対策をしなかった結果、情報漏えいなどの問題が発生した場合、自社の評価を落とすことになります。仮にそれがカード情報のような重大な個人情報ではなかったとしても、自分の情報が漏えいしたと分かれば利用者は良い気はしません。お客さまの情報を扱う組織の人間として、脆弱性診断やセキュリティ対策はインターネットに情報公開するためのマナーだと考えています。

——セキュリティ対策に取り組むにあたって、経営層がとるべき姿勢を教えてください

サイバーセキュリティの対応・対策は、経営者が実施すべき経営課題のひとつとして認識してください。セキュリティ対策をないがしろにしていると、いずれ経営に対して大きなダメージが返ってくることになります。リスク管理の一環として必ず取り組むべきことなのです。

そして、その手法のひとつとして、今回お話しした脆弱性診断があります。脆弱性診断ツールを使って自社でチェックすることがまずできる対策になります。その上で、専門性の高いものや時間のかかる作業については、専門家に委ねるのが賢明だと思います。自社でできることと専門家に頼ることをうまく併用しながら進めていきましょう。

東洋経済Tech×サイバーセキュリティでは、サイバー攻撃、セキュリティーの最新動向、事業継続を可能にするために必要な情報をお届けしています。
酒井 麻里子 ウレルブン 代表

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

さかい・まりこ / Mariko Sakai

生成AIやXR、メタバースなどの新しいテクノロジーを中心に取材。運営するWebマガジン『TechComm-R』では、XR・メタバースの、ビジネス・教育・福祉・地方創生などの領域での話題を発信している。著書に『趣味のChatGPT』(理工図書)、『先読み!IT×ビジネス講座ChatGPT』(共著・インプレス)『マンガでわかる はじめてのChatGPT』など。Yahoo!ニュース エキスパート コメンテーター。株式会社ウレルブン代表。X(Twitter)@sakaicat

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事