
発表時のイベントで、ティゲセンCEOは「合意は企業にとって大きな価値のあるデータがあるが、十分に活用されていない」と指摘。曰く、「どんなものに顧客がお金を払っているかという、アンケート調査では得られない情報」が眠っている。
多くの場合、それらは静的ファイルや紙として保存され、やがて忘れ去られるのがオチだ。そんな「もったいない」現実を、ティゲセンCEOらは「同意の罠」(The Agreement Trap)と呼ぶ。しかも、それは時間とお金を浪費させるものであると主張する。
実際にデロイトの調査によれば、レガシーな合意プロセスが企業に毎年2兆ドル近い「浪費」を強いている。時間にすると、”機能”(function)あたり2.5万時間が無駄になった。また、資料を整理して保存するためだけに6,000時間が費やされている。その内容の分析には、1.4万時間がかかっているという。
AIを使って「書類」の底力を引き出す『IAM』
そんな膨大で貴重なデータが持つ価値をAIで引き出そうというのが『IAM』の掲げるビジョンだ。契約書は一般に、人間が「読む」には必ずしも適していない、非常に論理的な文章だ。そんなときこそAIの出番である。
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