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ビジネス #伝説のマンション王国・大京

川口タワマン「エルザタワー」 用地取得の全内幕 伝説のマンション王国・大京 第2回

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  • 小野 悠史 ノンフィクションライター
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「営業部に配属されたのは、自分も含め、言葉は悪いけど二流、三流大学の出身者ばかり。有名大学の出身者は皆、事業部などの、営業部とは別の部署に配属されて、用地仕入れとか建築とかをやるんですよ。会社に大切にされるわけですよね。でも実は、僕らみたいなバリバリの営業マンのほうが、後々出世したんですけどね」

そして夏目は、事業部の独特な様子を次のように語る。

「あるとき大きな病気をして、病み上がりの短い期間だけ、営業部から内勤の業務企画へ異動になったことがあるんです。その仕事ぶりったら、まるで別世界でしたよ。下請けの建築業者さんとかに接待されて、ホテルで豪華な食事をしたり、銀座のクラブに行ったり。予算も何億円という単位で持っていて、下請けなんかに偉そうな態度を取る連中もいましたね。まぁ、用地は他社より高く買ってくれるし、工事も大量に発注してくれる。大京が『買ってやる』『使ってやる』っていう具合で、取引先に対する態度が自然と大きくなっちゃったんでしょうね」

まるで天国だったと語る夏目だが、別の元営業社員はこうも言う。

「でもね、あの頃は仕入れ部隊もかなり過酷だったと聞いている。とくに川口の案件なんて、いろいろあったらしい……。社内でも噂になっていましたよ」

ライバルは社内の別支店

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