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SNSの害悪はIT企業による「編集」の産物である 独裁者の私物と化すXを警戒せよ

イーロン・マスク氏(写真:Kenny Holston/Bloomberg)
アルゴリズムはコードに埋め込まれた誰かの意見でしかない──。数学者のキャシー・オニールはそう述べたことがある。フェイスブック、X、ティックトック、ユーチューブ、グーグル検索を動かしているアルゴリズムについて語るとき、私たちが本当に話題にしているのは、私たち利用者が目にすべき情報に関して、それらのオーナーが行った選択のことなのだ。
その意味で「アルゴリズム」は「編集方針」のしゃれた呼び名にすぎない。Xなどが行っている情報処理は、大部分が自動化されている点を除けば、メディアの編集作業と何ら変わらない。
このように自動化された編集プロセスを富豪や独占企業が一手に収めている状況は、アナログメディアの比ではない。さらにそれが一連の社会悪につながっていることにも十分な裏付けがある。
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