ランサム被害の6割が中小企業、狙われる脆弱性 深刻な取引先への影響、損害賠償のリスクも
とりわけ大きなリスクは、被害の範囲が取引先にまで及んでしまうことだ。例えば2022年、トヨタ自動車が仕入れ先の小島プレス工業のシステム障害により、国内の全工場の稼働を停止したことは記憶に新しい。
このインシデントは、小島プレス工業の子会社が外部企業との通信に使っていたリモート接続機器が脆弱性を突かれ、不正にアクセスされたことが契機となった。子会社の社内ネットワークを介して小島プレス工業の社内ネットワークに侵入され、ランサムウェア攻撃を受けたのだ。
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