モンテッソーリ教育とは?詳細や日本における取り組みについて解説 モンテッソーリ教育を実践した保護者184人の良かった声と悪かった声を掲載!

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以上7つの教育環境が用意されています。

4~6歳

はさみで切る、コップに水を注ぐ、室内を掃くなど「日常生活の練習」
教具に触れながら言語・算数・文化教育という知的教育分野の基礎となる力を養う「感覚教育」
子どもの発達に合わせ語彙を豊かにする「言語教育」
数の敏感期を利用して数量を具体的に表し手で扱えるようにする「算数教育」
小学校の社会、理科に相当する「文化教育」

以上5つの教育環境が用意されています。

モンテッソーリ教育を受けるメリット

モンテッソーリ教育では、その子の発達段階や性質に即して子どもの「やりたい」「挑戦したい」という気持ちが尊重され、任されます。自主性が高まるだけでなく、「自分は今何がしたいのか」といった判断力、集中力が高まります。

また、異年齢交流により、年上の子への憧れや尊敬、年下の子への慈しみの心を育み、他者を思いやる気持ちを養うことができるのもメリットといわれています。

実際にモンテッソーリ教育を実践した保護者の良かった声と悪かった声

東洋経済education×ICTが2022年12月に調査した「海外教育について実践、経験された方へのアンケート」で、その内モンテッソーリ教育を実践、経験された184人の調査結果については下記になります。

「感性豊かになった」「自分で考えて行動できるようになった」など、全体的に「良かった」という声が多い結果になりましたが、一方で「目に見える変化が感じられない」「子どもが興味をもたなかった」という声も。

保護者の教育観によりわが子の成長の捉え方は異なるものですが、“向き不向き”を感じる声が聞かれました。

海外教育の184人の上記の詳細なデータに加えて、「良かった」「ほどほどに良かった」と「あまり他の教育方法と変わらなかった」「良くなかった」「あまり良くなかった」と回答いただいた自由記述については、こちらから無料DLいただけます。

モンテッソーリ教育と学校

モンテッソーリ教育は、日本では1960年代に導入されましたが、義務教育課程に含まれていないため公立小・中学校での導入は難しく、幼稚園・保育園での導入が徐々に増えてきています。

海外ではモンテッソーリ教育は日本よりも盛んで、アメリカでは幼稚園・保育園に加え小学校から大学まで、幅広い年代で取り入れられています。

モンテッソーリ教育と幼稚園・保育園

日本では、モンテッソーリ教育が紹介されて以来、教育プログラムを導入する幼稚園・保育園が続々と設立されました。現在、その数は定かではありませんが、日本全国にモンテッソーリ教育を提供する幼稚園・保育園が存在します。モンテッソーリ教育の取り入れ方は、幼稚園・保育園により異なります。

モンテッソーリ教育と小学校

モンテッソーリ教育を取り入れている小学校は、日本には3校しかありません。いずれも首都圏に位置し、少人数制、複数の学年による合同クラスで教育を行っています。一般的な公立小学校とは異なり、決められた時間割、宿題、テストがなく、教具を使った学び、探究学習・体験学習等を重視した教育が行われています。

マリア・モンテッソーリ・エレメンタリースクール
The Montessori School of Tokyo
東京モンテッソーリスクール

モンテッソーリ教育で参考にしたい本

モンテッソーリ教育を詳しく知るうえで参考にしたい本を紹介します。

『子どもから始まる新しい教育』(マリア・モンテッソーリ著、AMI友の会NIPPON監修、翻訳/風鳴社)
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