有料会員限定

政府・日銀「共同声明」、10年後の総括【第4回】 前日銀総裁が振り返る金融政策の「転換点」

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小

世論が「大胆な金融緩和」を求める中で生まれた政府・日銀の共同声明。日銀の苦渋の選択の結果であるこの文書を、10年後の今どう位置づけるべきか。前日銀総裁による特別寄稿(全4回)の第4回。

日本銀行の建物
金融政策運営の枠組みやそれを支える理論の見直しに日本が貢献できることは多い(撮影:今井康一)

このところ、今春の正副総裁の交代を控え、金融政策の運営や「共同声明」をどうすべきかという議論が高まっている。これらの論点のうち、「共同声明」という文書自体の扱いについては最後に述べることにして、この文書に書かれている内容はそのままでよいのか、それとも見直しが必要なのだろうか。

オープンな議論、正確な課題認識の必要

次ページ「2%物価目標」はどうすべきか?
関連記事
トピックボードAD