市場規模・多様性・競争が大都市の豊かさを支える 大都市は「集積の経済」によって生まれてきた

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東京タワーと都市夜景
(写真:まちゃー/PIXTA)

2022年現在、世界人口の55%が都市部に住んでいる。都市部人口は1950年には30%にすぎなかったが、2050年には68%に達すると予測されている。現在の世界では、都市部に住む人の割合が時を経るごとに大きくなっているのである。

18世紀半ばに始まった産業革命は、英国ロンドンの人口を爆発的に増加させた。産業革命の原動力となった生産活動の機械化、大規模化が世界中に拡散するに従い、各国で大都市が生まれた。米国にはニューヨーク、日本には東京。技術進歩とともに、人々はますます集まって住むようになり、大都市はその規模を増してきた。

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