角川歴彦氏が「会長辞任」でも取締役に残る異常 東京オリ・パラ贈賄事件で揺れるKADOKAWA

✎ 1 ✎ 2
拡大
縮小
KADOKAWAのホームページの会社情報
KADOKAWAのホームページには取締役として角川歴彦氏の名前がある(編集部撮影)

「あの……、会長の職は辞されましたし、執行役員の職も辞されましたので、あの……、会社の事業に関しての関わりは、あの……、今までのような形にはならないと思いますが、ご本人から『取締役としては残られる』ということなので、あの……、引き続き当社の取締役として経営に関わることになると思います」

10月5日に開かれたKADOKAWAの会見で、「今後、会長との関係を断つのか」と聞かれると、普段は歯切れの良い夏野剛社長(57)がしどろもどろになりながらそう答えた。

KADOKAWAの夏野社長
記者会見を行った夏野剛社長。会長職を辞任した角川氏が取締役に残ることを質疑応答で初めて明かした(撮影:今井康一)

「会長」とは角川歴彦元会長(79)のことだ。角川元会長は東京オリンピック・パラリンピックのスポンサー選定をめぐる贈賄容疑で9月に逮捕され、会見の前日に起訴されていた。角川元会長は容疑を全面否認している。

リリースのタイトルには「当社役員の辞任」と記されていたが、辞任は会長職と執行役員職のみ。冒頭のように、質疑を通して取締役の「残留」が明らかになった。

解任できなくても「辞任勧告」はできる

次ページ取締役会に出席できる状態ではない
関連記事
トピックボードAD
トレンドライブラリーAD
人気の動画
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
TSMC、NVIDIAの追い風受ける日本企業と国策ラピダスの行方
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
【動物研究家】パンク町田に密着し、知られざる一面に迫る
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
広告収入減に株主の圧力増大、テレビ局が直面する生存競争
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
現実味が増す「トランプ再選」、政策や外交に起こりうる変化
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
東洋経済オンライン有料会員のご案内