一方で、高齢者の方は退会が少なかった。年配の方々にとって、スポーツクラブはコミュニティの場になっているからだと思う。また、スイミング、テニスなどのスクールも影響は比較的限られた。コーチと生徒、生徒さん同士、保護者間のつながりができているから、スクールは過半を占める児童だけでなく、大人も通常に戻るのが早かった。スクールをやっていなかったら、経営への打撃はもっと大きかっただろう。
――足下の会員数の動向は?
2022年度に入ってようやく回復基調にある。割安なお試し会員制度を充実させた効果もあって4、5、6月と好調に推移し、新規入会者数はコロナ前の水準近くに戻ってきた。6月末の在籍会員数は、フィットネス、スクールの合計で34.2万人と前年同月より11.2%増えている。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら