日本生命「名義借り契約は日常茶飯事」の深い闇 営業職員が明かす営業現場の赤裸々な実態
次々に明らかになる日本生命の営業職員による不適切な募集行為。だが、現場からは「(表面化した事案は)氷山の一角に過ぎない」という声があがっている。
「名義借り」は普通に行われていた
――名義借り契約の実態を教えてください。
Aさん:他人から名前や住所を借りて、保険料を営業職員が立て替えて保険契約を作成する名義借り契約は、普通に山のようにある。営業部ごとに設定された保険契約の年間計画が足りなくなると、営業部長が遠回しに(名義借りをするようにと)指示をしてくる。それが所属していた支社の実態だった。
Bさん:特に経験年数が長い営業職員ほど、コンプライアンスの意識が低いように思う。ある新人の営業職員が入社後に、(上司である)育成リーダーから「保険料の立て替えは当たり前だから、自分で保険料を払うことがある」と言われた。結局、それが嫌ですぐに退職してしまった。
――日本生命のほかの支社ではどうなのでしょうか。
Bさん:ほかの支社も実態はあまり変わらないのではないかと思う。バレていないだけで、名義借り契約が1件もない支社なんて絶対にない。
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