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21年大化け期待銘柄15 “株目利き"4人が選ぶ

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今後、値上がりが期待される銘柄を、株式相場をよく知る4人が選んだ。

(metamorworks/PIXTA)

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20年に売られた主力株のリベンジ

『株式ウイークリー』編集長 山川清弘(やまかわ・きよひろ)「週刊東洋経済プラス」編集長、『会社四季報』副編集長などを歴任。(撮影:尾形文繁)

新型コロナウイルスワクチンの普及により世界経済が回復に向かう、というのが2021年のメインシナリオ。株式市場では、20年に業績不振などで苦境だった銘柄の「リベンジ」がテーマの1つとなるのではないか。

(注)チャートは2020年11月27日終値時点。表記株価は同12月11日終値、PERと配当は『会社四季報』の今期予想を基に算出

まず、自動車関連でブリヂストン(5108)に注目したい。タイヤ世界首位だが、20年12月期はコロナ禍で自動車販売が落ち込み、新車用、市販用ともタイヤ需要が激減。海外工場の減損などで実に69年ぶりの最終赤字に転落する。ただ、21年12月期はV字回復で純益浮上が期待できるうえ、自動運転やEV(電気自動車)の時代でも、ゴム製タイヤは不滅だろう。

株価は09年からの上昇トレンドが17年でストップ。調整後、3900〜4700円程度のボックス圏を経て底割れしたが、20年3月安値と同8月安値でダブルボトムを形成し、上昇トレンドに回帰してきた。高配当利回り、PBR(株価純資産倍率)1.1倍台とまだ割高感はない。

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