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ソニー平井一夫はカルバーシティーで何をしたのか 「ひと烈風録」関連インタビュー

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――はい。スタジオにも行ったことがあります。

あのスタジオは非常に広い。映画スタジオなので、端から端までえらい距離があるじゃないですか。そうするとVIPとかマネージメントもみんなゴルフカートに乗って移動している。自ら運転するのであればまだしも、運転してもらってカートの後ろに乗っている人もいる。

社員はそれを見ているんですよ。でも私はゴルフカートに乗らなかった。すべて歩いた。歩くことによってビジビリティ(視認性)をあげる狙いがあったんです。そして、会う人にはどんどん声をかける。そうすると、「東京から来ている平井というのはゴルフカートに乗らずとことこ歩いてるし、いつもいるし、スタジオを売らないって言っている」ということが拡がるんですね、すぐに。つまり人心の掌握ですよね。

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