ナベツネ激白「政治と新聞の未来」全文版 独占インタビュー
――本日はよろしくお願いします。私は2011年1月、メディアとしては最後に氏家齊一郎さんに取材しました(同年3月に死去)。氏家さんは学生時代からの盟友ですね。
氏家か、懐かしいねえ。
――2つのテーマで伺います。まず、政治です。渡邉さんが『反ポピュリズム論』を上梓したのが2012年で、それ以降も政治は激しく変化してきました。今の政治の課題は何でしょうか。2点目はメディアの経営について伺います。
はい、どうぞ。
安倍首相との会談で話したこととは?
――まずは政治の課題から。6月17日夜に安倍首相と2時間ほど会食していますね。どのようなお話を?
解散とか景気の話、いろいろ聞こうと思ったら、会うやいなやおじいさん、お父さんの話になっちゃってさ。僕は安倍晋太郎さん、岸信介さんとも親しかったからね。安倍晋太郎さんは『毎日新聞』の記者だったから、記者クラブでは席をならべており非常に親しかった。その頃の思い出をしゃべりはじめたら、気がついたら2時間たっていた。解散も何も聞くのを忘れちゃったよ。昔話ばっかりしていたら、二人とも面白くなっちゃって、いろいろな話をしたね。
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