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ESG投資が促す企業の対応と技術革新 海洋汚染をする企業からは投資撤退

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ESG(環境・社会・企業統治)投資の大きなうねりが、企業の海洋汚染対応に変革を促している。

今年6月、大手消費財メーカーに海洋プラスチック問題への対応を求める、国際的な機関投資家連合「Plastic Solutions Investor Alliance」(以下、連合)が発足した。これは米国のNGO(非政府組織)「As You Sow」の呼びかけで、英国のアビバ・インベスターズやオランダのロベコなど4カ国25機関が参画したもの。その運用資産総額は1兆ドル(約110兆円)を超える。

連合は声明の中で、大手消費財メーカーによる使い捨てのプラスチック容器・包装が廃棄物となり、海洋汚染の発生源の1つになっていることを問題視。企業の長期的なブランドリスクになるとして、まずはネスレ、ユニリーバ、P&G、ペプシコというグローバル企業4社に対し具体的な対策を取るよう働きかけている。

この連合を設立したAs You Sowは、株主行動を取るNGOとしても知られる。今年3月に開かれた米スターバックスの株主総会で、プラスチック製ストロー廃止に向けた計画の策定を求める株主提案を提出。最終的に否決されたものの、30%弱の高い支持率を得た。

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