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地方が示す改革へのヒント 米国民主主義に4つの脅威

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トランプ氏が大統領に選出されて約1年、米国の民主主義が苦境に立たされているのは明らかだ。連邦政府が正しく機能していると考える米国人は、わずか20%。連邦議会を信頼している人の割合は9%を下回った。

一方、州政府や地方自治体は、今も多くの有権者から信用されている。多くの州や地方自治体で、民主主義を強化するための改革が行われているからだ。ありがたいことに、こうした改革のいくつかは、国政への波及効果を持っている。連邦議会の議員選出プロセスを改善するものだからである。

州や地方の改革は、米国の民主主義を覆う四つの構造問題に焦点を合わせている。ゲリマンダリングと呼ばれる区割り問題、予備選挙の制度的欠陥、政治とカネの問題、超党派の協力を難しくする立法プロセス、の四つだ。

一つ目のゲリマンダリングとは、与党が自らに有利になるよう選挙区の区割りを変更するもので、有権者が政治家を選ぶのではなく、政治家が有権者を選ぶことを可能にしている。起源は1812年と古いが、これが完成を見たのは、ここ数十年。主に共和党が多数派を占める州で問題が深刻化した。

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