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「病児保育」の現状と課題 [子どもの急病]休む・預ける なぜ困難?

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「子どもが突然発熱!」。かつては同居または近隣に住む親族や知人に頼めたが…

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朝起きると、子どもが熱を出していた!──。

発熱は小さな子どもにとって日常茶飯事。しかし多くの共働き夫婦にとって、それは重大な問題となる。大抵の保育園では園児の体温が37.5度を超えると預かってくれないからだ。もちろん夫か妻が会社を休めばいいが、突然の休暇を取りづらい職場は多い。核家族化が進み、地域のつながりも希薄になった都心部では、頼れる相手がいない人も多い。

「さらに昨今の晩産化で親に預けづらくなってもいる」と東レ経営研究所・ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部の渥美由喜部長は言う。「出産年齢が高まった今、祖父母の年齢も上がっている。体力的に祖父母も孫の面倒を見るのが酷な年齢になっていて『とても病児を見てくれ』と頼めない」(渥美氏)。

こうした背景から、ますます「駆け込み寺」として価値が高まっているのが病児・病後児保育施設だ。

1994年度、厚生労働省の補助事業として生まれた施設で、全国の医療機関や保育所に付設した専用スペースで、集団保育が困難な病児や病後児を預かる。急に子どもが発熱した場合も同施設を利用すれば、両親は安心して職場に向かえるわけだ。

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