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米中は南シナ海でなぜ一触即発に? にらみ合いの背景にある5つの視点

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南シナ海で中国が造成する人工島12カイリ(約22キロメートル)内の海域で、米海軍の駆逐艦が哨戒活動を行った。中国側は同海域を「領海」と主張しており、許可なく海域に入ったことに対し米艦に警告を発するなど、緊張感が高まっている。

にらみ合いの背景には何があるのか。ポイントを5つにまとめた。

1 中国が描く核戦略 背景には国内問題 

中国がすでに人工島を造成しているスービ礁やミスチーフ礁、ファイアリークロス礁(図1)には滑走路や地上建造物が確認されており、軍事拠点化を進めているとみられている。中国はこれらの拠点を活用することで、南シナ海における航空優勢を確保し、米海軍の活動を制限しようとしている。

今後、注目されるのがスカボロー礁(図1)のような地域だ。まだ埋め立てに手はつけられていないが、こうした場所に人工島が造成され航空基地が建設されれば、既存拠点との相互支援が可能となり、南シナ海の海空域での中国の軍事的な優勢が高まることになる。

[図1]
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米国が警戒する理由の一つは、中国の核戦略だ。中国は核ミサイルを搭載できる原子力潜水艦を南シナ海に配備しており、それらが米国に監視されることなく南シナ海から太平洋に出られるようになれば、米本土が射程圏に収まる。米国は本土が攻撃されることに敏感で、何とかその状態を避けたいと考えている。

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