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54日間の攻防戦開始 無理押しするか、引くのか!?

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審議入りした7月27日、参議院本会議に臨む安倍晋三首相。支持率急落で胸中はいかに(時事)

安全保障関連法案が衆議院通過から11日後の7月27日、参議院で審議入りした。通常国会の会期末は9月27日だが、19日から大型連休が始まるため、法案成立のデッドラインは9月18日である。真夏の54日間の攻防戦がスタートした。

衆議院で可決した法案は、参議院が60日以内に議決しない場合、衆議院で出席議員の3分の2以上で再可決すれば成立する(憲法第59条)。「60日ルール」と呼ばれる。

安保法案の衆議院可決は7月16日で、60日後は9月14日だ。政府と与党は9月14~18日の週をゴールと見て、そこからの逆算で7月16日に衆議院通過を強行したのである。

維新の党は7月8日に対案となる2法案を衆議院に提出した。だが、与党は維新が採決先送りを企図していると受け止め、与野党協議を打ち切って政府案を可決した。

安倍晋三首相は4月下旬の米議会での演説で「夏までに成就」と明言したように、今国会での安保法案成立に全力投球の構えである。参議院では自民党と公明党の合計は134議席で過半数を超えている。衆議院も自公の合計は325で、3分の2の316(欠員1)を上回る。このまま自公が歩調を合わせて採決に突き進めば、法案成立は確実だ。

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