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撤退阻止への白熱舞台裏 瀬戸際スプリント

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本社周辺にはススキに似たprairie grassと呼ばれる草が群生する

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ソフトバンクによる買収完了から1年超。一向に改善しない業績に、孫はしびれを切らし始めた。

米国の中央に位置するカンザス州オーバーランドパーク。人口約18万人のこの町に、米国携帯電話大手、スプリントの本社はある。草原を切り開いて作った広大な敷地は大学そのもの。れんが造りの外観から「キャンパス」と名付けられたオフィスには、19の建物が並び、7500人が働いている。

本社の中枢機能は南側の「6200ビル」にある。最上階の4階では毎日1時間、経営幹部が集結する戦略会議が行われている。今年8月11日に新CEOに就任したばかりのマルセロ・クラウレは、連日ここで幹部に檄を飛ばす。

ベッカム選手がプレーしたサッカーチームのオーナーの顔をもつ

2013年7月にソフトバンクがスプリントを買収してから1年以上が過ぎた。買収以降、スプリントは強力なLTE(高速通信)ネットワークを誇る米国2強のベライゾンやAT&T、派手なマーケティングで暴れる業界4位のTモバイルに翻弄され、顧客争奪戦で独り負け状態が続いている。

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