本田圭佑「中高生向け学校」を開設する真の狙い 月1ドルで学べるオンラインスクールの中身
「学校でしか学べない公教育のすばらしさがあると考える一方で、オンラインのよさは、ボーダーがないこと。生まれた国など関係ない。日本の人口は1億2000万人だけど、世界には70億の人がいる。学校に通いながら受けられるサービスで、無料でコミュニティーにも参加ができるから、仲間を見つけて行動する力を育んでほしい」
世の中の第一線で戦う人たちが先生
子どもたちの先生となるのは、社会で働いているプロフェッショナル。公務員、起業家、投資家、学校の先生、医療従事者など、世の中の第一線で戦う人たちが、どんなふうに世界が変化しているかを話すという。第1回は、中高生向けIT教育プログラムを手がけるライフイズテック代表取締役CEOの水野雄介氏により、プログラミングを学ぶ大切さについて授業が行われた。
現在、Now Doによれば登録数は約800(有料・無料含む 、7月29日時点)。今後は、元プロサッカー選手の嵜本晋輔氏による「スポーツの経験が社会に出てどう役立つのか」に続き、8月2日には本田自らが「サッカーの魅力と誰も言わない真実」と題して授業を行う。
その後も社会活動家の石山アンジュ氏、CA Tech Kids代表取締役社長の上野朝大氏、マクアケ代表取締役社長の中山亮太郎氏など、それぞれのバックグラウンドや仕事内容に応じた講義を公開する予定だ。
「サッカーに正解はないという『格言』がある。また本田が極言を言ってるなと思うかもしれないが、教育にも正解がない。中高生も、親御さんも、教育に携わる人もわかっているはず。教育は言うほど簡単ではない。
でも根本は、生きていくために必要なことを教えるのが教育。どういう人生を歩みたいか? どうなりたいか? 大人が求めるものでないと駄目だから、今は夢のない若者が多く見える。でも、金持ちになりたいとか、女の子にモテたいとか、こうなりたいというのは本人にはあるはず。自分の好きなように人生を生きてほしいから、自分で道を見いだして乗り越えられるようにするために、トレーニング期間が必要なんです」
(写真:〈c〉NowDo株式会社)
制作:東洋経済education × ICTコンテンツチーム
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