実に楽しい、お得に「寄り道」する旅のススメ

JR西「関西1デイパス」は広範囲な周遊が可能

紅葉の吉野山を登るロープウェイ(筆者撮影)

私はJリーグが好きで、中でもJ2を熱心に観戦している。遠方の試合に行くときは、時間の制約から弾丸で往復することもあるが、寄り道をしながら目的地に向かうことが多い。それも一見関係なさそうなところに立ち寄ったりする。

以前、11月初めの日曜に徳島ヴォルティス戦があった。紅葉を見たいと思っていたので、なにかいいきっぷはないかと探したところ「関西1デイパス」が目についた。

四季に応じて設定

関西1デイパスはJR西日本が発売するきっぷで、京都、大阪を中心として、東は福井の敦賀、西は姫路を少し越えて上郡まで、そして奈良から和歌山まで広範囲に自由周遊区間が設定されている。これを基本とし、さらに京阪電車、近鉄電車、南海電鉄と連携した3つの観光エリアから1つを選択できるチケットがつく。特色は、春、夏、秋、冬と四季に応じて設定され、それぞれ観光エリアチケットが年ごとに変わる点だ。

この2019年秋は「比叡山チケット(京阪)」「高野山チケット(南海)」「飛鳥チケット(近鉄)」と設定された。利用期間は2019年10月5日(土)から11月30日(土)で(発売は利用前日まで)大人3670円、子供1830円。なお、毎年秋季は近江鉄道にも乗車できる特典がつく。

過去、近畿地方一円の私鉄や路線バスを利用できた「スルッとKANSAI2day・3dayチケット」という大変便利な乗車券があり重宝したものだが、現在は終了している。そのため関西1デイパスは貴重でもある。

なお、大阪地区に限れば「大阪周遊パス」という大変お得なきっぷがある。1日券(2700円)、2日券(3600円)があり、Osaka Metro、大阪シティバスに乗り放題だ(1日券に限っては近鉄、京阪、南海、阪神、阪急の一定区間にも乗ることができる)。それどころか通天閣や大阪城をはじめ、博物館やクルーズ船、さらにはスーパー銭湯など大阪の観光スポット40カ所以上に無料で入場できる特典がある。これは鉄道を楽しむというより、純粋な大阪観光に威力を発揮する。

関西1デイパスに話を戻す。JRの周遊区間だけでも広範囲、さらに観光エリアチケットもあるので、とても1日では回りきれない。ここは観光エリアチケットのどれかを選択して楽しむのがよいだろう。

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