忘年会帰りに便利、使える深夜の「臨時列車」 各社が設定、充実しているのはどのエリア?

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北海道・東北エリアで運転される列車はこちらの2本だ。

JR北海道
<函館本線>
 札幌23時50分発 普通 岩見沢行き
 運転日=14、21日

北海道で運転される唯一の忘年会列車。厚別、江別方面へ向かうこの電車は、岩見沢方面の最終の9分前に札幌を出発する。終電車は小樽始発で、札幌から乗車すると座れない可能性があるので、寝過ごさない自信があるのであれば、札幌から座れる可能性があるこの列車の価値は大きいだろう。

JR東日本
<東北本線>
 盛岡21時41分発 快速ジパング忘年ライナー 一ノ関行き
 運転日=14、21、27、28日

盛岡地区で2014年から運転されている、忘年会シーズンの快速電車。途中停車駅は、矢幅、紫波中央、日詰、花巻、北上、水沢、前沢で、観光車両「ジパング」を使って運行される。

JR東日本盛岡支社のリリースによると、電車は4両編成で、1号車が指定席となっているが、「ジパング」の1号車は、座席が窓のほうを向いているペアシート。この季節、確実に座って帰宅できるのはうれしいが、見知らぬほろ酔いのサラリーマンとペアシートで一緒になる可能性があるので、抵抗があるかもしれない。

福岡エリアは忘年会列車が充実

九州は、福岡エリアで、福岡市地下鉄、JR九州の筑肥線、西日本鉄道の貝塚線が「フライデー・ナイト・トレイン」という名称で、金曜日の夜、普段の最終列車よりも遅い時間まで忘年会列車を運転する。

福岡市地下鉄・JR九州
<空港線・JR九州筑肥線(福岡空港→姪浜→筑前前原)>
 福岡空港23時40分発 フライデー・ナイト・トレイン 筑前前原行き
 福岡空港24時18分発 フライデー・ナイト・トレイン 姪浜行き
 福岡空港24時31分発 フライデー・ナイト・トレイン 筑前前原行き

 運転日=14、21、28日
<空港線・JR九州筑肥線(筑前前原→姪浜→福岡空港)>
筑前前原23時35分発 フライデー・ナイト・トレイン 福岡空港行き
 姪浜24時15分発 フライデー・ナイト・トレイン 博多行き
 姪浜24時30分発 フライデー・ナイト・トレイン 福岡空港行き

 運転日=14、21、28日

平日の福岡空港発の最終電車は24時00分の筑前前原行きだが、12月の金曜日は終電後の時間帯に2本の電車が増発され、最終電車は普段より31分も遅くなる。

逆方向の電車も、平日は姪浜発24時00分の博多行きが最終だが、こちらも終電後の時間帯に2本増発され、終電車は30分も繰り下がり、非常に利便性の高いダイヤとなっている。

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