情シス500人が回答「年末年始」を狙うサイバー攻撃のリアル、半数以上がインシデントを経験…今から間に合う「トレンド把握とセキュリティ対策」

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年末年始は監視が手薄になり、社員の注意力も散漫になりやすい時期なので、サイバー攻撃が増加しやすいという(写真:Ushico/PIXTA)

企業活動におけるサイバーセキュリティリスクは、もはやIT部門だけの問題ではありません。最近も複数の大手企業がランサムウェア攻撃の被害に遭い、業務停止や情報漏洩といった大きな影響を受け、私たちの日常生活にも直結する深刻な事態が続いています。

サイバー攻撃は災害対策と同様に企業継続上の最重要課題ともなっていますが、年末年始の対策はできているでしょうか。昨年末から今年はじめに航空会社や金融会社がDDoS攻撃に遭いましたが、年末年始はサイバー攻撃が増加しやすい時期といわれています。

55.4%の企業が年末年始にインシデントを経験

企業は日々、サイバー攻撃にさらされていますが、アシュアードが大手企業の情報システム部門500人を対象に行った調査では、約6割の企業が年末年始のサイバー攻撃やインシデントについて「通常と変わらない」、もしくは「増加する」と回答しています。

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また、「増加する」と回答した人を対象に、年末年始に手口が巧妙化すると感じる攻撃を尋ねたところ、ランサムウェアを含むマルウェア攻撃、フィッシング詐欺、サプライチェーン攻撃、不正アクセスなどが上位を占めました。

年末年始は監視や有事の対応人員が手薄になるほか、移動や繁忙などにより注意力が散漫になりやすいことなどから、攻撃が成功しやすい条件がそろっているのです。

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