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冨山和彦氏「経営者の仕事は企業をしっかり成長させること。"自社株買い"が増えてきたが、2026年はそれしかできないような経営者は失格だ」

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ーー経営トップが生産性向上や売り上げ拡大に向けた設備投資を十分に行うために必要なことは?

まず必要なのは、経営トップおよび取締役会が、アクティビストの圧力などを恐れず、本質的な経営に立ち返ることだ。

本質的な経営とは、第1に「ちゃんと稼ぐ」こと、第2にその稼いだ資金を「ちゃんと投資する」こと、そして結果として「ちゃんと成長する」ことだ。株価とは、現在の稼ぐ力であるEPS(1株あたり純利益)と将来の成長期待であるPER(株価収益率)のマルチプル(掛け算)で決まるもの。この両方を追求するのが王道だ。

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