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セブン&アイが新中計を発表、「国内コンビニ1000出店」より注目すべき“デイカス社長の発言”・・・ 北米子会社の本部にはHDの社長室を設置か?

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ただし、セブン&アイはこれまでも主要な財務目標について開示してきている。

会見には伊藤順朗会長も出席し、「私の使命は10年、20年、50年と長期的な視点で企業価値向上を考えていくこと」と語った(撮影:尾形文繫)

例えば先述のEBITDAについては、1兆3000億円のうち9000億円を、北米のSEIで稼ぐ計画だ。これは2024年度のSEIの実績の157%に相当し、かなりアグレッシブな計画にみえる。

だが、2024年10月の投資家向け説明会で開示されたSEIの財務目標も、2030年度にEBITDAで59億ドル(1ドル147円換算で約8670億円)と、今回の内容とさほど変わらない。ほかの売上高やROIC(投下資本利益率)などの指標も含め、財務目標にそれほどサプライズ感はない。

「マイクロマネジメントに陥っていた」

では、ポイントはどこにあったのか。それは中計の発表資料ではなく、デイカス氏自身の発言にいくつか垣間見えた。

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