GAFAMから解き放たれた「データ民主化」最新潮流。Snowflake/Databricksが示すデータ×AIの未来
グーグルに15年在籍した経験などがあるスリダール・ラマスワミーCEOは、オープニング基調講演の中で「偉大なテクノロジーの真の魔法は、非常に複雑なものを簡単に感じさせることにある。素晴らしいソリューションのカギはシンプルさにある」と語った。
Databricksは2013年、カリフォルニア大学バークレー校で開発されたオープンソースの高速分散データ処理エンジン「Apache Spark」の主要開発メンバーらが創業した企業だ。Apache Sparkは、世界中の数百万人のユーザーに利用され、今日のデータ活用とAI開発の基盤技術として確固たる地位を築いた。
DatabricksはApache Sparkの可能性を最大限に引き出すべく設立され、その商用化と発展を進めてきた。現在の企業価値は約620億ドル(約8.9兆円)と評価されるほか、1万社を超える導入実績を持つ。アメリカ有数の大型ユニコーン企業として注目を集めている。
同社が6月9日から12日にかけてサンフランシスコの同じ会場で行ったイベント「Data+AI Summit」では、「Data Intelligence for All」をテーマに、データアプリとAIエージェントのための「Lakebase」、データに基づき自動的に最適化されるAIエージェント構築のための「Agent Bricks」といった新製品・新機能が多数発表された。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら