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「企業・団体献金を禁止すると政治は劣化する」「破滅的なことにつなげては絶対にいけない」…小泉進次郎が強く訴える政治改革の針路

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ーーねぎらう際に商品券を配るのは?

やはり国民感覚とずれていたということです。しかし、ねぎらうことまで禁止して、これから人間社会どうなっていくのか。

実は、いまわれわれ政治家の活動を規定しているルールっていうのは、そもそも国民感覚とずれてるところだらけなんですよ。例えば、選挙に当選しました。普通、当選したら、有権者の皆さんに「ありがとうございました」って言うのは当たり前ですよね。ところが今、ありがとうございますって言うのが禁止なんです。

当選した翌日、駅で立ってあいさつしますよね。あそこで「ありがとうございました」って言ったら、選挙に対する御礼だということで、公職選挙法違反になるんですよ。だからわれわれは何をやるかというと、翌朝、駅に立って、「通勤お疲れ様です」と言ったり、無言でお辞儀をしている。

国民感覚とのズレとをどうただしていくかというときに、たださなければいけないのは、お金の問題だけじゃなくて、さまざまな政治にまつわるルールです。つねに政治改革が議論され、そしてその政治改革のスピードを上げなきゃいけない世の中になっているんです。

選挙では多くの問題が噴出

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