「企業・団体献金を禁止すると政治は劣化する」「破滅的なことにつなげては絶対にいけない」…小泉進次郎が強く訴える政治改革の針路
ーーねぎらう際に商品券を配るのは?
やはり国民感覚とずれていたということです。しかし、ねぎらうことまで禁止して、これから人間社会どうなっていくのか。
実は、いまわれわれ政治家の活動を規定しているルールっていうのは、そもそも国民感覚とずれてるところだらけなんですよ。例えば、選挙に当選しました。普通、当選したら、有権者の皆さんに「ありがとうございました」って言うのは当たり前ですよね。ところが今、ありがとうございますって言うのが禁止なんです。
当選した翌日、駅で立ってあいさつしますよね。あそこで「ありがとうございました」って言ったら、選挙に対する御礼だということで、公職選挙法違反になるんですよ。だからわれわれは何をやるかというと、翌朝、駅に立って、「通勤お疲れ様です」と言ったり、無言でお辞儀をしている。
国民感覚とのズレとをどうただしていくかというときに、たださなければいけないのは、お金の問題だけじゃなくて、さまざまな政治にまつわるルールです。つねに政治改革が議論され、そしてその政治改革のスピードを上げなきゃいけない世の中になっているんです。
選挙では多くの問題が噴出
この記事は有料会員限定です。
(残り 4786文字 です)
【4/30(水)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら